ルミロックから、あたらしく振袖が発売されます。
浴衣から始まったルミロック。
吉原にアトリエを構え10年が経ちました。
着物図案制作のノウハウをいかし、画一的になりがちな振袖の世界を再考。
本格的な振袖の第一歩として、17世期に作られた、古九谷にインスパイヤされた振袖を制作いたしました。
今回振袖として制作した「古九谷」のモチーフは、1650年ころ石川県の加賀で制作された焼き物で、不思議な柄とパンチのある配色、独特の世界が魅力的です。
昔の職人は、文様に意味がなければ書けません。
何かをイメージした全体の緊張感ある構図は、現在もインパクトをもつ、力のある文様です。
それを素直に配置し、着装した時を考え制作いたしました。
加賀の豊穣な文化を反映したその柄は、振袖にふさわしいものと思います。