2020
萩に御簾
2020
菊菱
2020
ひまわり
2017
群鯨図
2014
オリンピック
2014
日本橋
2014
七夕
2014
菊と刀
2013
柳にツバメ
2013
千社札
2012
ダチュラ
66
2012
燕に楓
2011
一角獣とマリア
2011
江戸四十八
2011
封印文様
2011
赤い海
2011
エヴァ三体
2010
ヨッシャ
2010
中華金魚
2010
零戦
2010
御用
2009
夢二
2009
利休
2009
秋草にトカゲ
2009
デーモン襲来(デビルマン)
2009
シレーヌ(デビルマン)
2009
明(デビルマン)
2009
不動明(デビルマン)
2008
時計
2008
ジグザグ
絞り染め
2008
フラワーチルドレン
2008
バッファロー
2008
鍵
2008
回転木馬
2008
大百合
2008
アザミ
2007
バード
2007
ライオン更紗
2006
目玉
2006
街並み
2006
群鶏
2006
テェッカー模様
2006
大金魚
2005
カマキリに露芝
2005
傘に人
2004
コウモリ
2003
ドラゴンと姫
2003
カラス
2003
大海老
2003
麻の葉
「注染(ちゅうせん)」という染め方は、
藍で染めていく「長板染め」の技法の美学を、漬け染めではなく、重ね染めに応用した技法です。コンパクトな加工所で、4人分づつ染めます。
白場を残す意匠も得意で、最後は水洗いして仕上げます。
かつて隅田川沿いにも多く工場があり、100年前ー少なくとも50年前には、川沿いで
染まった反物を水洗いする光景がみられたものです。
私が注染ゆかたに取り組んだのは1993年ですので、およそ30年まえになります。
今は亡き「村山染工場」にて染めてもらいました。
名古屋の趣味人が、料亭で宴会をするということになり、お揃いゆかたを30人分くらい染めたと思います。今でもよく着る、紺白のリラックスする柄です。
次第に型紙もつくるようになり、凝った柄に挑戦していくこととなります。
「月にドクロ」、「コウモリ」、「隼」
これらの柄はご注文の図案になります。
バンドのプロモーションに、引越しの記念用として、鳥好きの方にお願いして考えたもの。
「回転木馬」、「バンビ」 なども初期の柄。粋な柄と可愛い柄、両方とも大事です。
「印刷革命」、「石川五右衛門」、「助六」などは、染の技法を十分に生かした面白い図案になったと思います。
また、今年の「鏡の国のアリス」「小栗判官」の細かさは、びっくりするほど良く染まり、
注染の限界を超えた不思議な仕上がりになりました。
「裏も表もございません」
注染の世界はまだまだ深く、広がりがあります。
てぬぐいに、ゆかたに。
皆様の生活に寄り添い、笑いと勇気をお届けできたらと思っています。
2023年3月 ルミロックデザイナー 芝崎るみ